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今日の日本株は、上値が重く、原発問題長期化の懸念もあり、企業業績の見通しも短期では
たたない状況です。調整期間に入るのか、やはり方向感に乏しい状態のようです。

(4月4日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)     先週末の米国市場は上昇しました。3月の雇用統計が好感され買いが優勢になりました。ダウ平均は2月18日につけた今年の高値を上回り取引時間中の大半は12,400ドル台での推移となりました。一時は100ドル近く上げる場面もありましたが、取引終盤にかけて売り買い交錯、上げ幅を縮小して取引を終えました。ダウ平均の終値は前日比56ドル高の12,376ドル。ナスダックは同8ポイント高の2,789ポイントでした。

この日発表された3月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は21万6,000人増と6ヶ月連続の増加となりました。18万5,000人程度を見込んでいた市場予想を上回り、昨年5月以来10ヶ月ぶりの増加幅になりました。失業率は0.1ポイント低下し8.8%となりました。失業率の低下は4ヶ月連続で、2009年3月以来2年ぶりの水準に下がりました。またISM製造業景況感指数は前月よりは低下したもののほぼ予想の範囲内で依然高水準の結果となりました。

これらの経済指標を受け米国景気の回復に明るい見方が広がり、景気敏感株が買われました。キャタピラー、ゼネラル・エレクトリックといった資本財セクターの株がダウ平均構成銘柄の上昇率の1位、2位となりました。3位と4位はホーム・デポ、コカ・コーラといった消費財の株が占めました。良好な経済指標を受けリスク許容度が高まり原油は上昇した一方、安全資産と見なされる金は反落となりました。また一段と円安が進みニューヨーク外国為替市場では1ドル84円台に円が下落。一時84円70銭台まで売られる場面もありました。

本日の日本株市場は円安を支えに堅調な展開が予想されます。但し、上値は200日移動平均線が抵抗線として重く、先週末にも跳ね返されていることから、これを抜けるには材料不足。原発問題も長期化の様相を呈してきており企業業績も当面は見通せず目先、膠着相場が続きそうです。米国市場は年初来高値更新で達成感も出やすく、今後の日本の影響を受けた一時的な経済指標の悪化が予想され、調整の引き金にならないか注視が必要なところと考えます。

4月4日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆

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